風の戦士ダン
初めての連載、原作付き作品。

これによって島本は鍛えられ、それなりに

息の続く漫画家になった。

炎の転校生も、この「ダン」無くしては

あれほどまで続きはしなかっただろう。

素人の描きがちなマニア思考である作風を、

メジャーっぽくしてくれた、感謝してもしたりない作品だ。

ギャグ漫画しか描いたことの無かった島本は、

原作を無視したのではなく、ああいう風にしか、

描くことが出来なかったのである。今ならば、もっと

原作の良さを生かした作画が出来るであろうが・・・

またよくこの当時、こんなアニメっぽい作品を編集の人が

私に与えてくれたものだ。こんなジャンル、描いていて

楽しいに決まってる。それだけでもラッキーだったのだ。

今読み返してもいいギャグが詰まっている。それまで

パロディ漫画しか描いたことの無かった島本は「原作」を

「パロディ化」する感じで(それでも必死に)

当たっていった。めがねの子が「かわいい」と言われ、

死んでいく話などは、原作を読んだだけで感動し、

泣きそうになったりもした。キャラクター設定も原作にあわせて

あまりない絵柄の中から、いろいろ作り出していった。

私の漫画の中で、一番バラエティに富んでいると思われる。

今をときめくいろいろな人に手伝ってもらった。

みんなその時はまだネーミング・バリューはなかったが、

私よりは遙かにうまかった。

1,2巻は大学在学中に大阪で、(夏、冬休みは故郷の札幌で)

描いた。あのときに手伝ってもらった仲間には、

本当に助けられたと思う。上京して描いたのは、初めての

「4Cカラー」の回から。(話が今思い出せない・・・!)

2Cカラーの書き方は、「新谷かおる」先生に教わった。

結構ファンを作るのに苦労したが、

(すべてに置いて未熟だったため)少しずつ少しずつ

女の子のファンがついてくる。(今とは全く反対だ)

「少年漫画家に女の子のファンがついても駄目なんだぞ」と

編集によく言われた。絵の描き方もよくわからんのに

よく続けさせてもらったモノだ。今考えると、ちょっと

だけ、ぞっとする・・・・!!