バトルサンダー
講談社の、「ヒーローマガジン」と言う本に連載されていた作品。「単行本のあとがき(完全収録版)」をみていただけたら分かると思うがかなり楽しく乗りに乗って書いた作品である。が、必要以上に力が入ってしまったため、第1部連載時には「何か飛べない」作品になってしまった。この失敗をふまえ、第2部では、思いっきりぶっ飛んだ作品にしてやろうとキャラクターも簡単にわかりやすく描きやすい物に変え、構想をウダウダと練っていたのだが、そんなときにあの、恐るべき「知らせ」である。始まって2回目で「最終回」と宣言されるのは結構びっくりである。本自体がなくなってしまったのである。この事件を皮切りに、同じような事件が、同じ編集者の元に繰り返される、「島本がやる気になったら本が終わる」ジンクスが始まった。特に驚くべき内容は、同じ本に二つの連載を開始すると本の方が崩壊して、「終わってしまう」のである。しかしこれは、同じ雑誌に2本連載する方が間違っているといえるのかもしれない。一つ無くなると同時に全てを失うのであるし、大体同じ作家に二本の連載を許す自体で「危ない」と感じなくては
ならないのかも知れない(でもやりたいときにはしょうがないんだよなあ・・・2本やらせてくれること自体は嬉しいし・・・)この作品についてのいい思いではいろいろあるが、「新人漫画家講習会で藤子先生と並んで新人たちにアドバイスを与えていた際に、島本さんの絵はきれいな線なんだよねー・・・とお褒めの言葉を頂いたことである。」あと、同時に連載されていた、「天才バカボン」の扉で、バカボンのパパがバトルサンダーの格好をして、「バトルパパサンダーなのだ」と言うせりふを言ってくれていた。これは嬉しかった!等々、反響はともかくとして、「やって良かった」仕事である。ここで一回失敗しているから、「スカルマン」のグレードもあがるってもんだ・・・。やはり人間、失敗を繰り返し繰り返し、成長してゆく。思いっきり失敗しないとだめだ!!まあ、それでもこの作品は「後で自分でみて、おもしろい」部類に入っているだけ幸せな作品である。最後まで描いてもみたかったが、あのあとがきの方が、実際のストーリィを描くよりも効果的だったかも知れない。だからもう未練は無し!!ちなみに、「メガシード」「バトルサンダー」と、「スカルマン」の、制作状況に置ける一番の違いは「スカルマンは力を入れたい作品だが、力を入れる時間がない」と言うところか?(つまりそれが逆に幸いしていると言うことだが)
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